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類似の種(オオタニワタリ シマオオタニワタリ)
石や樹幹に着生する.着生していた木が倒れて地生することも多い.シマオオタニワタリとの区別点はシマオオタニワタリでは胞子嚢群が葉の1/2を出ることがない,中肋(主脈)が向軸面(葉の表)で著しく盛り上がり,背軸面(歯の裏)で扁平であるのに対し,リュウキュウトリノスシダでは,1/2を出ることも多く,中肋は向軸面だけでなく背軸面で著しく盛り上がること,シマオオタニワタリよりさらに大きくなることなどで区別ができるということであるが,リュウキュウトリノスシダの変異が大きく,シマオオタニワタリも含むように思える.西表島などには典型的なシマオオタニワタリを見ることはできなかった.
2005年3月25日西表島白浜林道
胞子嚢群は,羽片の1/2以下につく.
2005年9月9日西表島網取
胞子嚢群は,羽片の約1/2につく.
2005年9月9日西表島網取
胞子嚢群は,羽片の1/2以上につく.
2005年9月9日西表島網取
胞子嚢群は,羽片の約1/3につく.
2005年9月12日西表島白浜林道
サンゴ石灰質の石垣に着生する.
2005年9月9日西表島網取
フクギに着生する.
2005年9月9日西表島網取
木が倒れた後地生状態となる.
2005年9月9日西表島網取
ヒカゲヘゴの倒木に着生
2005年9月12日西表島白浜林道
葉が強くウェイブする.
2005年9月9日西表島網取